韓国などの海外や他院で骨切り手術(両顎・輪郭形成など)を受け、理想のフェイスラインを手に入れた方が、ふと立ち止まる問題があります。それが「固定ピン(プレート)の除去」です。
骨がしっかり癒合し、本来であれば除去を検討する時期を迎えても、
- 手術を受けたクリニックが海外で、再渡航が難しい
- 他院に相談しても断られてしまい、どこに頼ればいいか分からない
こうした理由から行き場を失ってしまう、いわゆる「ピン除去難民」と呼ばれる方が増えています。
当院では、国内外を問わず、他院で受けられた骨切り術後のピン・プレート除去手術を積極的に受け入れています。今回は、その理由についてお話しします。
なぜ他院・海外のピン除去は断られやすいのか
多くの医療機関が、他院の手術後のピン除去に消極的なのには、いくつか明確な理由があります。
- 使用されている医療器具(ドライバーなど)の規格が不明で、合わないリスクがある
- 初回手術の詳細な術式や手術記録(カルテ)がない
- 組織の癒着や瘢痕形成により、通常よりも繊細な技術と解剖学的知識が求められる
特に海外での施術の場合、言葉の壁や渡航にかかる費用・時間の問題も重なり、除去を望みながら長年放置せざるを得ない患者様が生まれてしまっています。
当院が「他院・海外施術」を受け入れる理由
私が他院や海外での手術後のピン除去を行う理由は、とてもシンプルです。
「骨切り手術の真のゴールは、患者様が不安なく笑顔で日常を過ごせること」だと考えているからです。
どこで手術を受けたとしても、骨の治療を終えた患者様が「体内に異物を残したまま不安を抱えて生きるストレス」から解放される権利は、等しくあるはずです。
1. 専門的な解剖学的知識と技術力 骨切りや輪郭形成の内部構造を熟知しているからこそ、瘢痕や癒着がある状態でも、神経や周囲の軟部組織を傷つけることなく安全にアプローチできます。
2. 多種多様なプレート・スクリュー規格への対応 海外製を含む様々なメーカーの固定器具に対応できる体制を整え、事前のCT検査などでピンの位置や骨の癒合状態を精密に評価・診断します。
3. 「相談してよかった」と思える安心の環境づくり 「他院でやったから怒られるのでは」「冷たくあしらわれるのでは」という心配は一切不要です。過去の手術を否定することなく、現状とこれからの安心に寄り添います。
一人で抱え込まず、まずは現状の確認から
- 手術から何年も経ってしまった
- どこのメーカーのピンが入っているか分からない
そんな状態でも、諦める必要はありません。適切な画像診断を行えば、安全に除去できる道筋が見えてくるケースがほとんどです。
ピン除去は、過去に勇気を出して受けた手術に、本当の意味で「安心のピリオド」を打つための大切なステップです。
行き場を失って悩んでいる方は、どうか一人で抱え込まず、まずは現在の状態を確認するために、お気軽にご相談ください。
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